[live]11/5/22 土屋誠一企画

ヨシハマショウ

2011年03月31日 11:35

石田尚志 in 沖縄――作品上映とライヴペインティングの二夜
Takashi Ishida in Okinawa—Two Evenings: Screening & Live Painting

開催主旨
 有機的な線描による抽象絵画のアニメーションの作品よって国内外で著名な、気鋭の映像作家・美術家である石田尚志。現在東京を制作拠点とする石田が、多感な10代後半の時期、沖縄に在住し、作家として活動を開始していることは、あまり知られていません。この度の企画は、既に短くはないキャリアを形成してきた石田があらためて沖縄という地と出会い直すことを契機として、新たなる芸術創造の発生の現場を立ち上げることです。
 作品上映では石田の代表的な作品はもとより、沖縄本島で制作を予定している最新の映像作品が、いち早く上映されます。また、ライヴペイティングでは、「画家」としての石田の側面が、絵画を描く具体的な身体を伴って展開されることになります。その他、作家自身によるアーティストトークなど、多角的なアプローチによって、石田尚志という作家の過去と現在が明らかになることでしょう。二夜連続の濃密で刺激的な空間を、是非体感してください。

開催概要
第一夜:作品上映+アーティストトーク
 上映作品(予定):「フーガの技法」(2001年)、「絵馬・絵巻2」(2006年)、「海の映画」(2007年)、「Reflection」(2009年)、「(新作)」(2011年)
 アーティストトーク:石田尚志+豊見山愛(沖縄県立博物館・美術館学芸員)
 会場:沖縄大学 図書館ミニシアター(那覇市字国場555)
 日時:2011年5月21日(土) 17時~19時30分
 資料代:500円

第二夜:ライヴペインティング+ゲストアーティストによるパフォーマンス+パーティ
 ライヴペインティング:石田尚志
 ゲストアクト:吉濱翔ほか
 (DJパフォーマンスあり)
 会場:Zスペース(沖縄市中央1-6-17-3F)
 日時:2011年5月22日(日) 18時(24時頃終了予定)
 入場料:一般1500円(1drink付き)

関連企画:海坂(うなさか)を辿って――詩と絵画をめぐる対話
 出演:矢口哲男(詩人)+石田尚志 司会:土屋誠一(沖縄県立芸術大学講師)
 会場:沖縄県立芸術大学 附属図書・芸術資料館 1階会議室(那覇市首里当蔵町1-4)
 日時:2011年5月20日(金) 18時~19時30分
 入場料:無料

主催:「石田尚志in沖縄」製作委員会
協力:沖縄大学地域研究所共同研究班

略歴
石田尚志:1972年東京都生まれ。映像作家・美術家。映像作品を国際映画祭等で発表する他、巻物状の絵画とその絵画の生成映像とを組み合わせたインスタレーションや、他分野の表現者とのライヴセッション、ライヴペインティングに積極的に取り組むなど、領域を自在に横断しながらの表現活動を展開している。近年の主な発表に、「Expanding the Frame」展(Walker Art Center, Minneapolis、2007)、ロッテルダム国際映画祭(2007、2008、2010)、「石田尚志とアブストラクト・アニメーションの源流」(東京都写真美術館、2009)、「あいちトリエンナーレ2010」など。ほか個展多数。現在、多摩美術大学准教授。

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